近頃何だか話題になっているんですね。先月TVで見て初めて知りました。
もともとは、深澤真紀さんが日経ビジネスオンラインの連載「U35男子マーケティング図鑑」の中で命名された言葉だそうです。2006年からのこの連載は2007年6月に「平成男子図鑑―リスペクト男子としらふ男子―」(日経BP社)として発行されてます。
もう2年も前のことだったんですか、ちっとも知りませんでした。
その後各所で話題になっていたらしく、
昨年年7月には『草食系男子の恋愛学』(森岡正博 著 メディアファクトリー)、
11月には『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』 (牛窪恵 著 講談社+α新書)
なども出版され、雑誌などでも取り上げられていたようです。
そして今年に入って急に(かな?)新聞各紙(「毎日jp」「読売ONLINE」など)でも取り上げられ、それを受けてか先月にはTVでも話題になって、私も知ることになった訳です。
深澤真紀さんによると、
現在U35(UNDER35世代)男子の中に誕生している新しい人種が 、
>恋愛やセックスに「縁がない」わけではないのに「積極的」ではない、
>「肉」欲に淡々とした「草食男子」
なのだそうです。
この話題を知ってから気になっていたのは、深澤さん称するこの「草食男子」を育てたのが、私達くらいからその上の団塊世代にあたる年代の、親や教育者が中心だろうという思われる事なんです。ちなみに家の息子は今年成人になります…。
団塊世代は、最後の学生運動を経験した世代で、その政治的反体制闘争に敗れた後は、家父長制を断ち切って、ニューファミリーと言われた核家族の友達親子的家庭を築いていきました。その後になる我々世代は、シラケ世代とか新人類とかか、またオタクと言われはじめた世代でもありました。子どもを持ってからは、父親の家父長的威圧は少なく子育てに協力的になりつつあるとは云え、現実的には労働時間が長すぎて、どちらの世代も子育ては母親中心にならざるを得ませんでした。
核家族が多くなった世代ですので、男の子も女の子も母親だけと接する時間が長くなって、当然母親の影響を一番多く受けることになりがちでした。父性的なものより、母性的なものだけをより多く受けて育ったことが、そうでなかった世代より、男の子も女の子もそれぞれに、何らかの影響をうけているのではないだろうか、と思われます。
深澤さんは、マーケティングの観点から「草食男子」像を探っているので、そこで語られるのは概ね肯定的な新しい男性像としてのイメージです。森岡さん、牛窪さんの著書も、タイトルから受ける感じでは、その流れに沿ったものなのでしょう。しかし、団塊世代より上の男性などを中心に、保守的男性像をお持ちだろう方々からは、批判的なご意見が出てきそうですね。
かく言う私自身も、こと息子たち世代に照らし合わせて考えると「大丈夫か?今時の男子」と思ってしまいます。保守的なセクシュアリティーに囚われず、多様な価値観を大事にして欲しい、と思う反面、何事にも消極的で目的意識が薄いように感じる生活態度を見ていると、心配やら愚痴やら言いたくなって来ます(^^;)
女の子は男の子より精神的成長がはやいけれどが、思春期になる頃には男の子も追い付きしっかりして来る、といわれてましたが、何だか息子の世代はちょっと違うんです。小学生の頃は女子がしっかりしていて、クラス運営やら学校行事やらも率先してやるので、女子に仕切られてるって感じでした。
中学生になれば男子も、と思っていたら、3年生になっても何くれと女子の方が仕切っている・・・。体育祭のクラス応援の企画やら、修学旅行の班行動のスケジュールやら、大体が女子が中心になって決めて男子は付いて行くって感じ…。あげく生徒会役員に立候補する生徒の殆どが女子で、役員の中に男子は1~2名しかいないという有様なんです。家の息子のそういう事への無関心さを困ったものだと思ってましたが、家の子だけじゃなかったみたいです。
高校は男子校だったので女子と比べられないんですが、学校に行ってみたらイメージしてた男子校と少し違っていました。息子の学校だけかもしれないけど、男子校もっとムサい感じなのかと思いきや、何だか穏やかな、のほほーんとした雰囲気で、この子たち(特に家の息子)しっかり者の女子もいる社会に出ていって上手くやって行けるのかしら、と心配になりました。今は大学生になって、理系の割には女子学生も多い学科ではあるんですが、学科での集まりは女子が企画してやってくれてるみたいです…。
家の息子に限って言えば、昨今話題の「草食系男子」とはまた少し違った感じで、身の回りを小奇麗にもしてないし、気配りとかも出来なそうなのが困りもの…。こういう子に育ったのは自分の影響なんだろと思うと、どうしたものか、と考えてしまします。かくなる上は、使える「草食系男子」を目指して頑張ってほしいものです。
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