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2004.08.14

「新選組!」葛山武八郎の切腹

アテネオリンピックも気になりますがが、大河ドラマ「新選組!」も佳境に入ってきので見逃せません。

池田屋事件を堺に、それまで一丸となって京都を守り、「新選組」を世間に認めさせたいという思いで前進していた隊の中に、軋みが生じてきました。前々回の放送では、近藤・土方の力が強まり専横が目立つ、と不満持った永倉新八が同士を募って、京都守護職の会津公に抗議の為の建白書を提出するという事態に発展。結果は、事を知った近藤も会津公の元に駆けつけ、その取り成しによって和解という運びになりましたが、両者の間に遺恨は残りました。

造反したのは、永倉新八の意見に同意した島田魁と不本意な謹慎処分を受けていた原田左之助、彼らに同意を求められた斎藤一と尾関雅次郎。そして、隊を抜けたいと申し出た永倉を説得するために建白書提出の知恵を授けた山南敬助が、建白書作成の為に推薦した葛山武八郎。

そして前回。和解の後、6人は謹慎処分となりましたが、永倉さんだけが江戸へ下る近藤の供に加わる事になります。が、造反に対し厳しい処分を考えていた土方は、近藤の留守中、葛山武八郎に切腹命じます。何故6人の中で葛山さんひとりが切腹となったのか? 史実では彼が首謀者だったのか、近藤・土方への反発心が強かったのか、近藤・土方と関わりが深くない為に却って見せしめにしやすかったのか、本当の所どうだったのか解りません。で、「新撰組!」では建白書を作成した事が主因となった様です。土方にとっては、裏で力を貸した山南さんに対する牽制の意味があったようです。

山南さんに頼まれただけなのに、何故自分だけが切腹なのかと納得いかない葛山さん。「山南と話させろ」と頼みますが、山南さんの留守を確認した上でこれを命じている土方が聞き入れる筈はありません。それどころか、自分の信念を持たず何の覚悟もなしに造反行為に加担した葛山さんを嘲ります。うーん、かなり痛い指摘です。

私は独身社会人の頃、職場での責任者と実力者との対立で、危うく造反行為、というか一方を排斥する行為に加担させられそうになった事があります。迂闊に人を批判したり、陰口を言ったりすると大変な事になります。誰かを批判する時は、自分がどんな立場で、何の為に、どういう方法で、それを表明するのか、それなりの自覚と覚悟が必要なんだと知りました。

匿名性の高いインターネットであっても、それは同じだろうと思います。身にしみて理解していた筈なのに、互いに顔も本名も知らないが為に、迂闊な行動をしてしまった事もありました。「新選組!」での、葛山さんに対する土方の言葉を聞いて、自戒の思いをあらたにしました。

「新選組!」明日は山南さんが・・・。
歴史上の人物のしての山南敬助は知りませんが、堺雅人さんの演じる山南さんが好きなんです。あーあ、もうすぐ見られなくなっちゃうんですね。

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