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2004.08.20

三谷版、山南さんと葛山さん

またまた「新選組!」の話題ですが、次回はいよいよ山南さんが・・・。予告編を見るかぎりでは、覚悟の上納得してその時を迎えるようですし、かなり山南さんへの隊士達の思いなどを重視した描かれ方のようでもあったので、悲しいけれど少し安心して見られそうです。

我家ではダンナが時代物をあまり好まないので、毎回息子と2人で楽しみに見ている訳ですが、ドラマとしての「新選組!」は好きであっても、史実としての新撰組に関する知識は、親子揃って皆無に等しいんです。それで、色々とネット検索などしておりましたら、「なるほど!幕末」という素晴らしいサイトを見つけました。関心のある人名や事件でサイト内検索でして、記事を見つけて読ませていただきました。資料も豊富ですし、読み応えがあります。

山南敬助の死に関しては、脱走説も色々疑問があるそうです。近藤・土方としだいに対立して行ったのは事実なんでしょうが、脱走により切腹を命じられた、という記載が全く無い資料が多いようなんです。そもそもこの時期にはまだ、脱走=切腹という法度は無かったのではないか、という説もあるそうです。

それに対立の原因も、山南敬助が新参の伊東甲子太郎に傾倒して行ったので、近藤が猜疑の目を向けるようになった、という事らしいんです。伊東甲子太郎は後に近藤達とは袂を分かちます。ですから、山南敬助を切腹に追いやったのは、近藤の望むところだった、という説もあるようです。

が、「新選組!」では全く反対で、伊東さんの参加を山南さんは快く思っていない、という設定になっていて、傾倒ではなくその正反対の気持ちから隊を離れたいと思うようになって行きました。そして、ドラマでは、脱走=切腹という法度が厳然と存在している事が強調されています。脱走した山南さんに追っ手を掛けざるを得なくなった近藤さんは、斎藤さんに追っ手を命じる武田観柳斎さんを制して、土方さんと目配せをした上で沖田さんにその役を命じます。自分達が決めた法度は守らねばならないが、出来れば山南さんに死んで欲しくない、という3人の苦渋が滲み出ています。

それから、同じ切腹でも「新選組!」では山南さんとは対照的に、あっさり土方さんに切り捨てられてしまったような葛山さん。史実でも葛山武八郎が建白書の件によって切腹したのは確からしいのですが、土方に切腹させらたのか、自ら抗議の為に自刃したのか、両説があるようです。どこかのサイトで読んだ「新選組!」の感想では、葛山武八郎は、近藤・土方の専横に強く義憤を感じてあの建白書を書いた、という説もあるのに、信念も自覚もない事にされてしまった葛山さんの描かれ方に、不満をもっている方もおられました。

私は史実を余りにも知らな過ぎるからかもしれませんが、ドラマとしての「新選組!」はとても面白いし、人物もそれぞれ魅力的によく描けていると思います。2月3月頃は、ちょっとコミカル過ぎ、とも感じてましたが、三谷幸喜ってやっぱり上手いと思う今日この頃です。

ところで、今日も仕事帰りに書店へ立ち寄ったら、NHKのステラの表紙が山南さんを演じる堺雅人さんだったので、思わず買ってしまいました。ステラなんて買ったの初めてかも(笑)

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