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2004.08.23

「新選組!」伊東甲子太郎に異議あり

今日は、ってもう昨晩になってしまいましたが、大河ドラマ「新選組!」では、山南さんが遂に切腹なさいました・・・。その場面は見てるのが辛かったですが、堺雅人さん、熱演でしたね、ご苦労様でした。

先日来「なるほど! 幕末」というサイトに日参させていただいてますが、昨日は「考察・エッセイ」の「残し置く言の葉」にUPされた伊東甲子太郎-「山南氏の割腹を弔て」という記事に注目しました。史実としての新撰組や幕末に詳しい方には、大河「新選組!」は不評らしい、とは聞いてましたが、まさに「なるほど!」と思いました。

ドラマでは、山南さんの切腹を見届け、遣り切れぬ思いを募らせる近藤さんと土方さんのもとに、同じく切腹に立ち合った谷原章介さん演じる伊東さんが訪れて、弔歌を詠みます。谷原さんの、というか三谷幸喜の伊東さんは、最初から裏表のありそうな人物として描かれているので、実際に伊東甲子太郎が詠んだとされる「春風に吹きさそわれて山桜散りてそ人におしまるるかな」も、何だか空々しく聞えます。

これから後、伊東は近藤と別れる事になるので、ドラマとしては、この場面も後々の布石として、敢えてそうしているのかもしれません。しかし、実在の伊東甲子太郎は山南敬助への深い敬意を持って、身を切られるような思いでこの弔歌を詠んだのかもしれません。

ドラマの中の山南さんは、悲しい結末ではあっても、あれだけ色々な人に慕われて、己の信じる所に忠実に生きそして死んだ、とても幸せな人だと思えました。しかし、実在の山南敬助はどうだったのでしょう。ひとり伊東甲子太郎だけが、その死を深く悼んだのかもしれません。時代劇と史実の間にある、その隔たり。史実を元にした虚構である時代劇や時代小説、史実をよく知らない私のような人間にとっては、虚構から得たイメージが史実を凌駕してしまう危険があります。

「新選組!」何年ぶりかでとっても面白い大河ドラマだと思ってますが、史実はまた違うのだ、という事を踏まえつつ、楽しもうと思います。

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