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2004.09.21

「新選組遺聞」面白いです

子母澤寛の「新選組遺聞」を図書館から借りてきました。「新選組始末記」「新選組物語」は予約中です。3冊とも中央公論から出ている文庫版で、今年も増刷されたようですので、書店でも購入できるようです。

子母澤寛が歴史小説家だというのは知ってましたが、作品を読んだのは今回が初めてのような気がします。新聞記者出身で、昭和3年頃に、新選組について当時を知る生き残りの関係者や隊士に取材をして書いた「新選組始末記」で作家デビューされたようです。「新選組遺聞」はその取材部分を取り上げた作品で、いわばメイキング「新選組始末記」というような位置付けになるのかもしれません。

「新選組遺聞」には書かれなかった元隊士の話もあるそうで、それが「新選組物語」のネタになっているのかもしれません。吉村貫一郎の話もそこに書かれているようです。

「新選組遺聞」の始めに、著者自身が「老人方のお話は、必ずしも全部の記憶に誤りがないとは云われまいけれど」と断り書きをのような事を言っている通り、維新から60年以上も経っていれば、その記憶も曖昧であったり、又聞きの話を混同していたりと、信憑性に「?」の付くものもあるだろうと思います。

それでも、当時を知る人がまだ多く生きて居られる間に、これだけの取材をした子母澤寛の記者魂というか作家魂には敬服します。彼がこの三部作を書かなかったら、その後新選組についての多くの作品は生れなかったかったかもしれません。大河「新選組!」も企画さえされなかったかも。そんな気がします。

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