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2005.02.25

「世界の中心で」知る、我が不純さ

今更ながら、という感じが大なのですが、片山恭一さんの「世界の中心で、愛をさけぶ」を読みました。話題になり始めた頃には、書店で平積みされている本の帯にある純愛路線推奨の紹介文を見て、これは読む気になれないと思ったものです。ドラマなども一切見てませんでした。

その後も全く興味が無かったのですが、先日中学の図書ボランティアに行った折、司書の先生に「子ども達にも結構人気があったので一度読んでみたら」と薦められて借りてみました。が、・・・やっぱりダメでした(笑) 若い皆さんは、どういう処に惹かれるのかなぁ。恋人を病気で失う悲しみ? 回想の中で語られる恋人との想い出? 亡くなった後、別の彼女が出来ても10年想い続けていること? 

病気による死別の純愛路線といえば、子どもの頃にTVドラマで見た「愛と死をみつめて」とか、映画の「絶唱」などが印象的で、感動したものでした。でもその後、恋愛の先にある生活を実感したせいか、年を取ったせいか、死別って純愛モノとしてはズルいよなぁ、と何処かで思っていたんですね。生きて想い合っているとしても、物理的に別離状態を余儀なくされるパターンにも心が動かないみたいです。昔話題になった「マディソン群の橋」にも感動出来なかったですし・・・。そもそも女性には人気なかったのかもしれませんが、「失楽園」には怒りを覚えましたしねぇ。「冬ソナ」は1話も見てないので何とも言えませんが、私の場合ボーイズラブ小説に関心を示した時点で、現実の恋人同士(異性愛にしろ同性愛にしろ)の純愛を信じてない自覚があるのですから、ダメかもしれません。

それからひとつ驚いたのは、作者の片山恭一さんが私と同世代の方だった事。もっとお若い方なのかと思ってました。世代が違うからあまり共感出来ない部分もあるのかなぁ、とも思ったので少々意外でした。
年には関係なく、純粋さが失われているんだわ、私(^^;)

そういえば、「世界の中心で、愛をさけぶ」という題名、どこかで聞いたような、と思ったらTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の最終話のサブタイトルが「世界の中心でアイを叫んだけもの」だったんですね。これの元になっているのが、ハーラン・エリスン著のSF小説「世界の中心で愛を叫んだけもの」だそうです。私はこの小説を知りませんでしたが、片山恭一さんとエヴァンゲリオンの 庵野監督も同世代ですので、この小説から何か感じるモノがあったのでしょうか、とちょっと興味を持ちました。

2/26 追記
昨日はハッキリ書きませんでしたが、読む気になれない要素のひとつに、「大仰なタイトルだなぁ」と引いちゃう部分がありました。世界は君中心じゃないんだから、純愛はいいんだけれど、勝手にやってれば、って拒否反応が・・・。「セカチュウ」じゃなくて「自己中」な印象も持ってしまったんです。オバさんのやっかみなのか、不純なせいなのか(^^;)
タイトルに関して、「とりあえずブスコパン!」さんから、ハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」を読んだことのあるSFファンは、片山さんの作品名をどう思ったか、というTBをいただきました。このタイトル、商売的には成功例でしょうが、何だかなぁ・・・。

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コメント

はい、はい!私も不純な1人です(笑) 私も読む気はなかったのですが、息子が読んでもいいなんて珍しく言うので買ってしまいましたが、やっぱりダメだった!泣くどころか、しらけぎみ。ヒトコさん同様、まさに「死別って純愛モノとしてはズルいよなぁ」と思ってしまいました(爆)
ところが、普段ろくに本を読まない長男は、わりと面白かったよなんて言ってました。まあ、若者向き(せいぜい中・高生?)なんでしょうね。私も「冬ソナ」も「マディソン群の橋」もなんだかなあ、なんて思ってしまったへそ曲がりですから…。
ところで「セカチュー」って、最初、作者がつけたタイトルは「ソクラテスの恋」だったんですって。それじゃあ売れないって、出版社の編集者があの名前にしたらしいです。その編集者がどうやら臭いですね…。

投稿: riro | 2005.02.26 00:40

riroさんの息子さん読まれたんですね! うちの息子はファンタジー系にしか興味を示さないのでダメなんですが、図書室で借りた本のカードはビッシリ貸出し記録で埋まってました。3学期になって人気も下火になったようで借りられました。ほんとに読む気なかったんですが、riroさんもお仲間でしたのね。
まあ、私達は惹かれない作品ですけれど、中高生が本に接する機会を作ってくれた作品なので、良しとしますか(って偉そう^^;)

タイトルは編集者の方がつけたんですか。何としても売りたかったんですね。それも大切な事ですが、何だかパロディ。「ソクラテスの恋」っていうのも何だかコミカルな感じがしてしまいますし、内容を集約していて尚且つ売れそうなタイトルって難しいですね。

投稿: ヒトコ | 2005.02.26 19:08

私も仲間に入れてくださーい。
「冬ソナ」も「セカチュー」も読んでないし、見てもいません(って、自慢気に言うことでもないか)。

でも、「愛と死を見つめて」と「絶唱」は映画見た記憶があるんですよー。

ところで、私は「風と共に去りぬ」が大好きなんやけど、これは恋愛映画なんすか?

というわけで、トラックバックさせていただきました。

投稿: リリカ | 2005.02.26 21:05

リリカさん、トラックバックありがとうございました。
吉永小百合さんの映画版「愛と死を見つめて」もTVで見た記憶があるんですが、島かおりさんが主演だった昼ドラが印象的です。昼ドラ見てたって夏休みとかだったのでしょうか? 百恵さん好きだったので「絶唱」は映画見に行きました。TVドラマの「赤い・・・」シリーズも毎週見てましたし・・・、若い頃は私も純愛好きだったのかしら。

「風と共に去りぬ」は私もこれを越える映画は中々ないと思うくらい好きです。映画館で2度見て(お尻が痛かったです^^;)、TVでも見て、去年DVDも買いましたが、これも恋愛モノといえば、恋愛モノなんですよね。あまりそういう認識なく好きでしたが。恋愛が生きる原動力になっているけれど、どう生き抜くかという方が中心になっているからなのでしょうか。
こちらからもトラックバックさせていただきます。

投稿: ヒトコ | 2005.02.27 09:59

ヒトコさんの見た「絶唱」は百恵ちゃんのだったんですね。
フフフ、私は大きな声では言えないけど、その前の代でして・・・。
いや、でもすごーく小さかった頃ですよ、たしか生まれてすぐぐらい。(大汗)

私も百恵ちゃんファンで、「赤い・・・」シリーズは全部見ました。

投稿: リリカ | 2005.02.27 21:37

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