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2005.12.31

今年のベスト5(私的出来事編)

<1>息子の高校進学
何と言っても今年の我家ではこれが重大ニュースでした。
今年を漢字一文字であらわすと「愛」だそうですが、息子に聞いたら「試」という答えが返ってきました。私にとっては受験そのものより、息子のこの先の進路について色々と考える一年でした。そしてこれは来年以降も続く問題です。

<2>私の移動
息子が「試」なら、私は「変」かなと思う一年でした。職場での移動が、その中で私的に1番の変化だったように思います。同じ部署内での移動でしたが、新しい仕事を覚えるのは久々に新鮮でしんどい体験でした。職場の人間関係についても再認識し、同期のみんなに改めて感謝する日々でもありました。そして、年をとったんだなぁ、という事を実感しつつある年でもありました。

<3>ダンナの転勤
息子の高校入学の4月、私の移動とともにダンナの転勤もありました。転居の必要はなかったものの、隣町へのバス通勤から電車乗り継ぎ通勤になって、ちょっと大変なんですが、思ったより早く通勤にも慣れたようで一安心でした。私同様ダンナも年だしね。

<4>ひとりでお出掛け
休日はダンナも息子も色々自分の用で個別に出掛けて行くようになって、私はひとり家でのんびり出来て良いのですが、今年の後半からはひとりでお出掛けを試みるようになりました。春に九段の山種美術館に行ったのをキッカケに、美術館・美術展めぐりにハマッて、イサム・ノブチ展をはじめ8ヶ所くらい回りましたが、息子と行った岡本太郎記念館以外は家族が誰も付き合ってくれないのでひとりで出掛けました。映画もレディースデイをねらって結構ひとりで観ました。友達と約束したりしないで、ひとりの時間に思い立ったら即お出掛けというのが良かったみたいです。
ひとりじゃなかったけど、何年ぶりかで歌舞伎を観に出かけたのも今年の思い出です。そうえいば、演劇ってまだひとりで行った事ないです。来年はそれにトライしてみようかしら。

<5>ネットお休み
時々ネットをお休みしてしまうのは何も今年に始まった事ではないんですが、自分のネット上での振る舞いが直接的にも間接的にも人を傷つけてしまう畏れを感じてネットの恐さを実感して、というのは初めてかもしれません。でも、それなりに長い時間やってきたので、このままネットをやめてしまうのも悔しくてまた未練がましく再開しました。どういうスタンスが良いのか、これも来年以降に続いていく課題です。


あと数時間で2005年も終わります。
来年はどんな年になるかしら。
良いお年をお迎えください!

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2005.12.28

今年のベスト5(漫画編)

書籍について書いたら漫画もですよね。今年も漫画はやめられません。

<1>『百鬼夜行抄』( 今市子 著 朝日ソノラマ )
今市子さんの絵は前から好きでこの作品の存在も知っていたのですが、既刊12巻という長さにうっかりハマってはいけないと手を出さない様していたんですが、ついうっかり読んでしまったら、やっぱり惹かれてしまいました。
妖怪変化や霊を見ることが出来、式神をも操る能力を持った祖父の血を引く律くんは、全く関わりたくないと思ってもそういうモノを見てしまい、祖父の能力により本当は亡くなっているのに龍の化身を宿して肉体を維持している父親と、祖父の娘である母、祖母と暮らしています。同じく祖父の血をひく従姉弟の司ちゃん達とともに、普通の人には見えない百鬼夜行の世界と触れ合っていくお話です。妖怪変化も人の霊も、決して恐ろしいばかりではなくて、心温まるお話になっています。

<2>『雨柳堂夢咄』( 波津彬子 著 朝日ソノラマ )
上記『百鬼夜行抄』と同じく「ネムキ」(眠れぬ夜の奇妙な話)という雑誌に連載されている作品です。波津さんも以前から気になる漫画家さんで、泉鏡花の戯曲を漫画化した『鏡花夢幻』に心惹かれた事があるんですが、『百鬼夜行抄』を読んだらこちらも読みたくなってしまいました。
祖父が営む雨柳堂という骨董屋の手伝いをしている蓮くんは、物に宿る精が見える人で、特に雨柳堂で扱うような長い歳月使われて来た品物には色々なモノが憑いています。『百鬼夜行抄』とは違って店主である祖父にはその能力がないので、その手のモノに関わる仕事は蓮くんの仕事。生き物の霊だけなく、人に使われる道具類にもそれぞれに意志や想いがあるという物語は、なかなか心に響いて来ます。舞台が明治大正くらいの戦前の日本になっているのも独特の情緒があって良いんです。 

<3>『夕凪の街 桜の国』( こうの史代 著 双葉社 )
5月20日にも書いてますが、「夕凪の街」は原爆投下から10年経った広島を舞台に、「桜の国」は更に年月を経た続編になっています。
広島に原爆が投下された時辛うじて助かった人々のその後を、10年後、20年後、更にその子ども達の時代まで追いながら、原爆がその人々の体と心に残した深い傷について、独特の懐かしさを感じさせる絵と語り口で伝えています。原爆症への不安を抱えながら、発病の可能性がある人への差別や偏見とも向き合わなければならない苦しみを、日本が戦後の復興に向かって行く中で、10年も経って突然原爆症で命を落とした女性や、更に歳月を経て発病した女性とその子ども達を通して描いています。

<4>『大奥』( よしながふみ 著 白泉社 )
2004年8月号からメロディに連載されている作品です。時期的に見て、フジVTで放送された時代劇『大奥』に触発される部分があったのかなぁ、とも思われます。しかし、この作品の凄い所は、過去にも何度かドラマ化されたその江戸城大奥女の園物語を、男女逆転パロディーとして描いた事です。
若い男性の死亡率が高い奇病が流行し、男性の人口が減ってしまった、というのがこの物語の世の中。家を継ぐのは武家から町人まで娘と決まっており、裕福な家では相応の家から婿を迎え、結婚できない貧乏な娘達は、子どもを授かる為に男を買っていた、というのが時代背景となっています。時代は、フジVT『大奥』シリーズではまだ扱っていない八代将軍吉宗の世。早世した七代将軍のを後を継いで紀伊徳川家からやって来た新将軍は、質素を旨とし武芸にも秀でた豪胆な性格ですが、もちろん女性。いきなりクビになる側用人の間部も、大岡越前もみんな女性。そのかわり将軍以外は女人禁制の「大奥」には、3千人の男性が上様と呼ばれるたった一人の女性に仕えているという、驚くべき世界。そんな「大奥」が何故生れたのか、その謎にせまる記録が見つかった所で終わっているので、次巻も楽しみになっています。

<5>『イヴの眠り』( 吉田秋生 著 小学館フラワーコミックス )
コミックバトンにも書いたこの作品、今月発売になった5巻で終に完結しました。
『イヴの眠り』は、遺伝子操作により並み外れた能力を持ってしまった双子の青年、有末静と雨宮凛が主人公だった『YASHA』の続編です。こちらの主人公はその並み外れた能力を受け継いだ静の娘アリサで、静のクローンである死鬼(スーグィ)と呼ばれる冷徹な青年と戦う事になります。最終巻では静が死力を尽くして死鬼を追い詰め、アリサを救います。常人と違う能力を持つ人間として只一人残されるアリサに、新しい人類のイヴとなる可能性を説いて別れて逝く静。これでやっと静と凛の物語にもほんとにピリオドが打たれて、ふたりの魂は仲良く一緒になれたのかもしれない、と思えたのが良かったです。

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2005.12.25

今年のベスト5(書籍編)

2005年もあと少しで終わろうとしています。という事で、今年印象に残った本について書いてみましたが、今現在印象に残っているというと言うと、やっぱり年の後半に読んだものが多くなりがちですね。

<1>『西太后―大清帝国最後の光芒』( 加藤徹 著 中公新書 )
次期皇帝に宣統帝溥儀(ラストエンペラー)を指名して亡くなった、先々帝の母である皇太后にして、2代の皇帝の治世に後見として実権を握り、中国史上稀代の悪女とも言われた女性「西太后」。映画にも描かれたその猛女ぶりは有名ですが、それはあくまで俗説をもとにしたものであるとし、資料を再検証しながら女性的な権力を欲した「西太后」の実像に迫ろうとする内容です。丁度今読んでるんですが、これが面白いんです。下級の宮女から皇太后にまで登りつめたのでもなく、皇太后になったその時から残虐に抵抗勢力を排除にかかった訳でもなくと、ドラマチックな部分が削ぎ落とされて行くのに、評伝歴史検証ものとしての説得力があって楽しく読めます。私的に今年一番のヒット作です。

<2>『フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる』( 築山節 著 NHK生活人新書 )
ボケ、まではいかないが、若年性アルツハイマーの予備軍とも言える症例を挙げながら、現代人の脳の健康に警鐘を鳴らす1冊です。文明の利器に頼る生活の中で、我々は知らず知らずのうちに偏った脳の使い方をしているらしいです。すぐにネット検索に頼らず自分の脳を使って思い出す努力する事、メールや掲示板のコミュニケーションばかりに走らず面と向かって人と話す事を億劫がらない事など、色々思い当たる節があって反省しました。近頃の切実な問題として興味深い内容でした。

<3>『私の家は山の向こう―テレサ・テン十年目の真実 』( 有田芳生 著 文藝春秋社 )
テレサ・テンさんが亡くなった時、有田芳生さんが彼女について書くためにインタビューをしていたと話していたので、いつ本になるのかとずっと気になっていたいました。10年経ってやっと手にする事が出来、付録のCDで彼女の声を聞く事も出来、あらためて生前の彼女を偲びました。

<4>『千々にくだけて』( リービ英雄 著 講談社 )
「9.11」の記事にも書きましたが、ちょうど日本からアメリカに帰国するフライト中にあの同時多発テロが起こってしまった、という著者の体験をもとにした小説です。アメリカへ入国する事も日本に戻る事も出来ず、カナダの空港で足止めをされる日々のなかで、故国が遭遇した未曾有の惨事を通して、自身の存在や帰属の曖昧さを省みる主人公。国際的な大事件を個人の内面から捉えようとしている所や、翻訳ではなくアメリカ人の著者が日本語で書いた作品としても印象に残りました。

<5>『生きて死ぬ智慧』( 柳沢桂子 著 堀文子 絵 小学館 )
「色即是空、空即是色」で有名な「般若心経」を、生命科学者の視点から現代語訳した作品。宇宙を構成する物質の粒子についても触れながら仏教哲学を科学的で詩的に訳した文章と、自然や生物の命の厳粛さを描いた絵によって、「般若心経」の説く教えを人生の指針として伝えようとしています。語句の意味の解説やリービ英雄さんの英訳も付いていて、長く手元に置いて折に触れ「般若心経」を読み直してみよう、と思える一冊です。

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2005.12.21

クリスマス・イルミネーション

京王線・小田急線の多摩センター駅前のイルミネーションを見て来ました。わりと地元なのにもかかわらず、普段あまり利用しない駅なので今年はまだ見てなかったんですが、今日は都内まで出かけた帰りにちょっと寄ってみました。

普段あまり利用しないと言っても、休日に買い物に出たりすることはあるんですが、イルミネーション点灯してから一度も行く機会がなかったんですよね、今年は。地元南多摩地区では一番力の入った恒例のイルミネーションなので、今年はどんなかなぁ、とは思っていました。そしたら先日『危険なアネキ』『ガイヤの夜明け』と立て続けにTVで見かけ、一応地元なのにこの目で見る前にTVで見てしまうなんて、とちょっと慌てて見に行く気になりました。

多摩センター駅周辺は時折TVドラマに登場するんですが、ここのクリスマス・イルミネーションいつのまにか結構有名になったんもんだなぁ、とちょっとビックリ。今夜も平日なのに普段の休日以上に人出があって、地元商店会さんが毎年頑張ってる成果があがっているのかしら。売上に繋がっているといいですね。

下は写メールで撮ったのでイマイチですが、メインのツリーはこんな感じです。実際目で見るともっと綺麗ですよ!

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2005.12.18

Amazing Grace

近頃では中島美嘉さんがCMで歌っていて、『BEST』アルバムにも入っている曲です。もともと黒人霊歌というか賛美歌らしいですが、日本でもたくさんの歌手の方が歌っているし、TVドラマなどでも良く使われて広く親しまれている曲ですよね。一昨年の「白い巨塔」でも主題歌になっていたし、「金八先生」で使われていたのも印象的でした。

色々な所で耳にするし、歌詞の意味がわからなくてもしみじみと心に響く曲ですが、私が初めて曲名を認識したのは、20年位前にさだまさしさんの「風に立つライオン」の間奏に使われていたのを聴いた時でした。どこかで聴いたことのある様な曲でしたが、それまで題名を知らなかったです。

中島美嘉さんの'Amazing Grace'は、綾戸智絵さんプロデュースでJazzアレンジになっていてかなり個性的。以前TVで聴いた和田アキ子さんのも迫力ありましたが、アレンジし過ぎ。我が家にあるCDでは他に、新垣勉さんの『さときび畑』と、先頃亡くなられた本田美奈子.さんの『AVE MARIA』に入っているんですが、私はこちらの2曲の方が好きです。本田美奈子.さんは日本語訳詞でも歌っています。

本田美奈子.さんがクラッシクのCDも出していたというのは、白血病で入院されたという報道の中で知りました。新垣勉さんの『さときび畑』シューベルトとカッチーニ両方の'AVE MARIA'が入っているんですが、ちょうど女声の'AVE MARIA'が聴きいてみたいと思っていたので、本田さんのCDも買いました。本田さんの'AVE MARIA' は、数あるバージョンのなかでも彼女が一番好きだったというカッチーニの曲です。私はグノーのも聴いてみたかったですが・・・。 'Amazing Grace'や他の曲も優しく綺麗な歌声で良いんですよ。

亡くなった後、'Amazing Grace'を歌う本田さんの映像を初めてTVで見ました。最後に出されたCDのタイトルも『Amazing Grace』だったで、本田さんの曲の中で一番印象深いものになりました。昔と違って治る病気と思っていたので、まさかこんなに早く本田さんの訃報を聞く事になろうとは思っていませんでした。本当に残念です。

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2005.12.16

『歌ばか』不評・・・

どうしようかなぁと迷ってましたが、買ってしまいました中島美嘉さんの『BEST』。初期の頃の曲はじっくり聴いたことがなかったので、持ってるCDとダブってる曲がいくつかあっても、やぱり買って良かったです。これでここ1ヶ月の間に買い求めたCDは4枚目。申し訳程度とは言えボーナスも出たので、ちょっと太っ腹になってます。

あとの3枚は、平原綾香さん『From To』、徳永英明さん『VOCALIST』、それから平井堅さん『歌ばか』です。なんかベストやカバーアルバムばかりなんですが、知ってる曲が多いので気に入って聴いています。平井堅さんも、良いなぁと思いながら今までCD買う程ではなかったんですが、ベストアルバムが出るというので、それなら絶対買うぞと決めてたんですよ。発売を楽しみにしてたし、実際心地よく聴かせてもらっているので後悔なしです。が、「何かピンと来ない」とダンナには不評なので、ちょっとガッカリ。平原さんの声もちょっとクセがあるので、あんまり好みではないようです。

ダンナが近頃よく聴いてるのは、70年代80年代の懐かしい曲とかジャズやクラッシク、あとはKiroroとか石嶺聡子さんなんですが、ボーカルはスカーッと爽やか系が好きみたいです。Kiroroも石嶺聡子さんも私は大好きですが、平井堅や平原綾香も良いのになぁ。まあ好き嫌いは個人的なものなのでしかたないですが・・・。徳永英明さんはまだ聴かせてないけど、ダンナの好み度は微妙ですね。中島美嘉さんも今日買って来たばかりでダンナはまだ聴いてないですが、これはまあ気に入ってもらえるかも。

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2005.12.12

一枚の紙で作る建物

子どもの頃から紙で立体を作ることがわりと好きでした。若い頃は、和装や歌舞伎に興味があったこともあり、姉様人形を更に立体化した和紙人形などにもハマっていたこともありました。ただ、何だか不器用なので、どれもイマイチな仕上がりでしたが・・・。シンプルな折り紙も好きですが、何年か前にやっていた、数枚の同じ絵を切り抜いて重ね貼りしていく3Dアート(シャドウボックス)も楽しかったんです。でもその後なかなか取り組めません。

そんな中、最近ハマっているのが一枚の紙のだけで作れる『折り紙建築』というものです。下の写真がそれですが、左2つは建築家茶谷正洋さんの折り紙建築の本にある型紙を使って、右は銀座の伊東屋さんで見つけた中沢圭子さんデザインのKAI開シーリーズのカードキットで作りました。わりと入門者向けの作品ですが、それでも真中のはちょっと難しかったです。それにしても、全く切り貼りせずに、切込みを入れて折るだけで出来る素敵な立体は魅力的です。広げれば一枚の紙なんですよ。

ちょうど、11月に茶谷正洋さんと中沢圭子さんの共著で『折り紙建築世界遺産をつくろう!』(彰国社)という本が出されました。ちょと難しそうなんですが、私も挑戦してみようと思いと買いした。来年はオリジナル作品を作れるようになるのが目標かなぁ・・・。超難しそうですが。

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追加でUPしました。
茶谷さんの本にあった型紙で作った「晩餐」という作品ですが、「最後の晩餐」に描かれた建物をイメージしているのでしょうか。

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