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2008.10.15

守り人シリーズ読了

「精霊の守り人」「闇の守り人」「夢の守り人」の三部作の後、
「虚空の旅人」「神の守り人」「蒼路の旅人」「天と地の守り人」、
番外編の短編集「流れ行く者」まで、全てお借りして読み終えました。

ハードカバーの児童書は中々高価ですから、
全11冊(「神の」は2冊、「天と地」は3冊ですから)なんて、
しがないパートの財力では大人買いも不可です。
市立図書館さま、ありがとうございました。

古のアジアを思わせる、帝や王が統べる国々が存在する世界に、
そのうちの一国の第二皇子として生まれたチャグム。
何の因果か、この世のモノとは思われぬ何かに憑りつかれ、
天の神の子孫であるはずの帝の子にあるまじき者として、
実の父親である帝から命を狙われることになってしまう。
それを知って我が子の身を案じた母妃は、
一度息子の命を救った女用心棒のバルサに、チャグムを託す。
そして、主人公バルサとチャグムの逃走の旅は始まる…。

物語の始まりで11歳だったチャグムは、この後様々な経験をして、
シリーズ完結時には、17歳の立派な若者に成長しています。
彼はきっと良き為政者となる事でしょうね。

物語の終りで、そんなチャグムの願いとして語られた言葉が心に残ります。
「天の神や帝に荷をあずけず、だれもが、それぞれの、おのれの背に、
身の丈にあった荷を背負い、おのれの判断に責任をもって生きていく国にしたい。」

でも、国中が混乱している今、それを望むことはまだ出来ないと解っている彼は、
人々の心をひとつにまとめる者が必要なら、その荷は自分が負おう、
と決心するのです。政治家とはそういうものですよね。
そして、成熟した社会というのは、チャグムの理想とした、
国を担う責任感をもった人々の集まりのはずなんですよね。

今の日本って、そして自分って、いったい…。
と考えさせれちゃいました。

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